福岡県 筑紫野市 オルソケラトロジー ちくしの眼科

オルソケラトロジーとは

「オルソケラトロジー」とは、一人一人の角膜形成や近視度数に合わせて作成した特殊なレンズを夜間寝ている間に装用し、角膜を正常な状態に整えることによって近視を矯正する、安全で無理のないまったく新しい「近視矯正治療法」です。
個人差はありますが1週間もすれば効果が得られる方がほとんどです。
ごく軽い近視の方の場合、数時間後ないし翌朝より効果を実感して頂ける場合があります。効果が得られた方の場合、治療を継続する事で十分な視力が維持できます。
また、軽度の近視の方の場合、毎晩の装用は必要なくなり2日〜3日に1回の装用で視力が維持できる場合があります。(個人差があります)

オルソケラトロジーのメカニズム

当院では、連続装用も可能な高酸素透過性のレンズも治療に使用しております。

オルソケラトロジーは、特殊なハードコンタクトレンズを使って近視を治す方法の一つです。
このコンタクトレンズで角膜の形を変えて視力を回復させるので「角膜矯正療法」、または、コルセットのように角膜を固定して行う治療なので「角膜コルセット療法」とも呼ばれています。


このオルソケラトロジーで利用するコンタクトレンズは、眠っている間に角膜をコルセットのようにしっかりホールドして正常な形に整えるという、角膜を矯正するための道具なのです。
つまり、近視の元となっている角膜自体の形を変えて治療していこうという方法です。
角膜はとても柔らかい組織です。
しかも新陳代謝がとても活発ですから、新しい形をすぐに憶える事ができるのです。
オルソケラトロジーは、海外では既に数十年の実績がある安全な治療法です。
また日本でも眼科医の管理(定期検査、診察)の元に治療が行われます。
近視矯正手術とは異なり、装用を中止すれば元の角膜の状態に戻すことができます。
オルソケラトロジーの長所・短所

【長所】

寝ている間に矯正できるため日中は裸眼で生活ができる。(個人差があります)
スポーツ、海水浴、お仕事など様々なシチュエーションにおいてコンタクトレンズを装用する
 煩わしさから解放される。
レーザー矯正手術と異なり、治療を中止すれば元の角膜の状態に戻せる。
ドライアイ、アレルギー性結膜炎がありコンタクトレンズを日中に装用する事が困難な方でも
 近視矯正治療が可能な場合がある。
軽度の近視の方の場合、2日〜3日に1回の装用で視力を維持できる場合がある。
若年者の方の場合、近視の進行を抑制する効果が期待できる。


【短所】

治療を中止すれば元の近視の状態に戻ってしまう。
高度の近視のある方の場合、満足のいく視力に到達できない場合がある。
高度の近視のある方の場合、補助的に使用するメガネ、コンタクトレンズが必要になる場合がある。
就寝時のレンズの装着状態によっては、日によって見え方に差が出る場合がある。